明後日は次回ゴー宣道場の打合せで小林さん、高森さん、笹さん、木蘭さんとお会いする日です。
打合せと言っても、いつもざっくばらんに雑談をしながら、気が付いたら当日の進行を話していて、だいたいこの辺でということで解散になります。
毎回、この空気が絶妙で、やはり小林さんが中心に居るからあり得るのだなと思っています。
僕なんかは、最初にパパッと必要事項だけ話して、あとはくだけた話で、時折本題にさかのぼる……という打合せしか、他ではしたことがありません。
せっかちな人間だからでしょうか。ポイントを先に押さえてから……という進行に持っていきたがります。
なんとなく、単刀直入な方がキレ者な感じがして、カッコイイかも……みたいな幻想があるのだと思います。「会議は5分」みたいな。
現代人はそんなせっかちな僕も含め、逆に雑談力が弱まってきているのかもしれません。
そんなわけで、ゴー宣ネット道場の番組『せつないかもしれない』では、最近売れている『雑談力が上がる話し方』みたいな雑談力指南のベストセラー本を取り上げて話しました。
http://www.nicovideo.jp/watch/1374826910
『せつないかもしれない』♯77 「雑談力」を身に付けよう!
そういったベストセラー本の中でも指摘されている雑談の良さは、早めに話の方向を絞る前に、色んな可能性をキャッチできる余裕を残しておくということです。
具体的な当日の進行に落とし込むまでは、多少その周りをぐるぐる回ってる時間もまた、大切にする。
ゴー宣道場当日の議論の前には、そういう、雑談半分、打合せ半分の時間が存在していることって、意外に重要かもしれません。
道場生の人達でやっているメーリングリストでの議論も、勝敗を決めるガッチガチのものというよりは、ある立場が生まれてくる現場の実感を取り交ぜ、それをお互いにキャッチ出来るような、そんなものになっていたらいいのになとよく思います。
時に白熱しすぎて暴言を吐いてしまい、そんな自分を恥じて自ら退会していく人もいますが、ちょっと悲しくなります。
僕自身、ただ雑踏を歩いているときにさえ異様に緊張して「俺は都会のハンターだ。通り魔が来たって避けてやるぜ!」みたいなコワモテの表情になっていると、『せつないかもしれない』番組パートナーの衣緒菜さんに笑われている始末なので、あくまで自戒を込めてですが、どこか雑談力を交えた場の作られ方も大事にしたいなと思います。
以前、道場で小林さんが言っていました。メディアの世界での論争相手とは徹底的にやる。やっつける。けれどこの道場の中ではみんなの発言を守る。こわばりの空気を作りたくない……と。
11日道場当日も、いい場でいい空気の中で皇室を語れるように臨みたいと思います。